無意識に甘えが出ているのか、過去の自分を抱きしめるための話をしてしまう。
同性じゃ解決しない域の話で、自分の警戒心の緩みを感じるということを一晩経って自己分析して、またこれも伝えてしまうんだろうな。
ネットの海にすら放れなくて、抱えて、傷は治りきらず痛み続けて、たまに泣いて、普通への憧れが捨てられないただの女の子がまだ自分の中にいるのは確か。
世に言う男女の関係になるまでに至る、思考の流れがわからず回顧し、空想する。
「油断してもいい、限界のラインを持ってて」彼はそう言う。わたしとどうなりたいと考えるのか全く読めない。
とりあえず、限界のラインについては考えてみた。接触が嫌なのではなくて、その説明ができないで欲で押し切る人が嫌だ。行動原理を知れば受け入れられるかも知れないという予感。それと、隣で眠れるようになるまでは進度をゆっくりにしてもらう。傾向と対策をまずは試して。そこから発展させるのか考えるというのが、おそらくわたしの脳に刷り込むには良さそうな気がする。
わからないことを解決しないと、不安なんて増幅するのみだから、手間はかけさせるかもしれないけど、前向きにだけ考えていることを次会う頃には伝えられたらいいなと思う。