人との繋がりが苦しくて、開けないLINEが増えていく。仕事以外のコミュニケーションを絶っている。非常に省エネルギーモード。
数字に対しての過集中、呼吸は浅くなり頭は煮詰まる。人にうまく近づけなくなって、土日にくたびれる。ひとりになったから残業が増えた。上司が定年退職して肩こりは減った。
世の中と距離を置いて、仕事と死なないことに注力する。去年と違うのは音楽で耳を塞げるようになったこと。だいぶ進歩した。これだけは去年動いてよかった。
心が潰れそうな時は重めhiphop、メンヘラってる時はロック、鼓舞する時はいくつかの声と歌詞の力強いバンド。
TOKONA-Xを超える声質のラッパーがいない。あの人はわたしが知った時には世にいなかったからもう作品はこれ以上増えない。
もうひとり唯一無二のボーカルはいる。あのひとは趣味が都都逸。女なら誰でもいいらしい変な人。変だけど、まあ優しい。こちらはまた会える日まで。
世の中でジャンルされる鬱ロックは意外とハマらない時があるから聞けない時も多い。
揺らいでるくらいなら、マイヘア、クリープがちょうどいい。日本語のリズム感が心地いい。内容に関してはあんまり興味ないけど、ずっと恋愛は他人事だから小説や少女漫画と同じ距離感。少し脳内トリップを望める。
声歌詞ドンピシャのいくつかは困った時の起爆剤。
人の死が響かない。名を知る人の訃報が増える年齢だけど、揺らがない。親族でさえそうだった。かなしくない。壊れた感受性なのか、自己防衛なのか。
別に絶望してないのに希望がない。ほんとの絶望かもしれない。落ちるんじゃなくて、落ちる場所がない。
生命維持の日々がつらい。変えたい。
終わらせる?恥ずかしいから終わらせない。自意識のかたまり。
わざわざ痛覚刺激して、失敗するのはかっこ悪いという謎の信念。一時の感情で中途半端なことして、注目されるのは地獄。人の目は怖いんだよ、いつだって。
ほんとに消えたくて消えたことに気づかれたくもなくて、存在した事実ごと抹消されたい。
…なんて、無理なことよくわかってる。
消えたくて泣く夜が戻ってきてしまった。13歳のわたしはまだ泣いている。あのとき終わらせたらよかったんだ、きっと。でもできなかった。気づかなくていいことに気づいていた。
悪女になりきって、振り回して貢がせて、テキトーに別れてを繰り返せたらよかった。それさえ面倒になってしまった。それなりの人間関係の構築ってエネルギー使う。自分で働く方が省エネだったりしてね。